研究の成果を製品に変える仕事を、Sakana AI は研究とは別の職種として置いている。その内訳と採用条件を公開した。
Sakana AI が、研究成果を製品に落とし込むプロダクトチームの内側を、FAQ 形式で公開した。研究の結果を実際に動くものへ翻訳する Applied Research Engineer と、それを製品として組み上げる Software Engineer の二つの職種について、それぞれの一日の流れ、チームの構成、採用の進め方、求める人物像を並べている。内容は現メンバーへの聞き取りに基づく。全員が揃う時間帯を設けない勤務形態を採っていることにも触れている。
目を引くのは、職種の分け方そのものだ。モデルを良くする仕事と、それを人が使えるものに載せる仕事を、同じ研究者の延長には置かず、別の肩書きと別の一日の使い方として切り出している。研究所が製品を出せるかどうかは、モデルの質より先に、この翻訳役を誰がどう担うかで決まる——組織の説明としてはそう読める。ただし記事が示すのは現在の体制であって、その分け方が製品の成否にどう効いたかまでは書かれていない。
公開された募集が、二つの職種のどちらから埋まっていくか。この分け方に答えを出すのは論文の本数ではなく、そこから利用者の手元に届いた製品の数になる。