NVIDIA一強のAIチップ市場で、AWSとGoogleの独自チップが開発基盤とクラウド販路の両面から選択肢に近づく動き。
AWSとGoogle Cloudが、PyTorchをAWS TrainiumとGoogle Cloud TPUに対応させた版をオープンソースで公開した(Publickey、10/26)。翌27日にはOracle CloudがGoogle TPUを導入し、2027年に提供開始すると発表した(Publickey、DatacenterDynamics)。
ソフトウェア基盤の公開と他社クラウドへのTPU提供が同じ週に並び、NVIDIAからの移行の障壁が下がる方向の動きが重なった。ただし、いずれも発表段階の報道であり、実際の移行や採用が進むかは確定していない。同週にはAnthropicのチップ購入向け約630億ドルの資金調達(Broadcom主導)や、GoogleのデータセンターをめぐるMinnesotaでの公聴会中断も報じられ、需要の大きさと立地面の逆風が併存している。
対応版PyTorchの実運用での性能と採用事例、Oracleでの2027年の提供条件、そして独自チップの供給量とデータセンター立地の制約がどう動くかを確認したい。